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導入事例

導入事例: JAはるえ様

掲載日 2008/3/28

各種ログ収集資産情報活用で、セキュリティとコンプライアンスの両面の対策を実現
導入メリット
  1. 追跡可能なファイルアクセスログの収集を実現
  2. 資産管理機能によるセキュリティ環境の維持を実現
  3. 持出し禁止設定による外部媒体への書込み頻度の減少

導入の背景

社会的規範と法令の遵守のために

JAはるえ(春江農業協同組合)管理部 部長 西端 智氏
JAはるえ(春江農業協同組合)
管理部 部長
西端 智氏

信用事業や共済事業など、JAには個人情報を扱う業務が数多くあり、セキュリティの管理強化が求められている。また、組合に対する信用を維持し、組合員や地域住民の財産を守るという観点から、健全な経営に加え社会的規範の遵守とコンプライアンス(法令遵守)を最重要課題と位置づけている。このような経営環境のもと、管理部で業務に当たる部長 西端 智氏と課長青柳 正彦氏を訪ねた。

個人情報保護に関して西端氏はこう語る「JAもコンピュータ化が進み、全店がネットワーク接続されており、情報漏洩は単独の組合の問題ではなくなっている。大手プロバイダーやテレビショッピングで有名な通販会社の情報漏洩事件を見ると、会社の負担が大きく責任が問われることは明白であり、至急やらなければならない」(西端氏)と危機感を持っていた。また、「万一漏洩した場合、『分かりません、知りません』と頭を下げて謝罪するだけでは許されず、漏洩の原因や経路を追跡し、きちんと説明できる環境を整備したいとかねがね思っていた」とのこと。更に、コンプライアンスという観点からも「各店舗において個人情報保護を含め経営面での法令遵守と、対策の実施状況をチェックする機能がありその対策もしたかった」という。「個人情報保護とコンプライアンスの両面でコントロールを行ないたいと思っていたが、コストパフォーマンスに優れた商品が見当たらなかった」ようだ。


選定頂いたポイント

JAはるえ(春江農業協同組合) 管理部 管理課長 青柳 正彦氏
JAはるえ(春江農業協同組合)
管理部 管理課長
青柳 正彦氏

ネットワークインフラがADSLから光ケーブルになり「基本的にはサーバにデータを保管し、各自のPCには保管しないことで、PCの盗難があっても情報は守られるような運用に切り替えていきたい」(西端氏)

その様な状況にあって、当初解決したいと思っていた課題は「サーバへのファイルアクセス記録、印刷記録、PC操作等の記録を残すこと」「JA内にあるPC約30台に、業務には不要なソフトがインストールされていないか確認したい」「情報漏洩事故につながる外部媒体の利用制限を行ないたい」の3点であった。


オールインワン提供による高いコストパフォーマンス

「出入り業者の紹介で他商品の話を聞いていたが、やりたい対策を実現するためには、想像以上の費用がかかり、導入に踏み切ることができなかった。しかしパソコン警備隊の説明を聞いて、考えていることが1パッケージとして揃っており、価格的にも他の業者から聞いていた商品に比べて安価で納得のいくものであった」(青柳氏)

「オールインワンでの機能提供」「価格も対策の足かせにならない」という商品の特徴が決め手となったようだ。

管理コンソールの操作性の良さ

「商品を見た時、エンドユーザの要望が取り入れられているシステム」(西端氏)と感じ、管理ツールの操作性の良さが決定要因のひとつであった。

本来の管理業務やコンプライアンス推進委員会のメンバーとして多忙な毎日を送る西端氏や青柳氏にとって、シンプルかつ、操作性が良いことはセキュリティ管理者の負荷を軽減するうえで重要なポイントと言えよう。

弊社に対する安心感

青柳氏は弊社の口座振替サービスの説明を聞かれたことがあり「口座振替サービスを提供する会社であれば信頼が置ける会社だと判断した」こともあったようだ。

システム概要図

導入効果

JA内約30台のPCへのインストール作業は1日で完了し「特に問題はなくスムーズに導入できた」(青柳氏)。

「簡単導入、楽々運用」の言葉にたがわず、即日運用を開始され、当初存在した課題の解決にあたられている。

追跡可能なファイルアクセスログ収集を実現

「追跡可能なファイルのアクセスログが収集できており、当初の目的はクリアできた。また、操作ログから業務以外の利用に注目しており、今後は職員にフィードバックしていきたい」(西端氏)。「パソコン警備隊の導入をした事を職員にアナウンスしたが、職員からは特に抵抗はなく、そんな時代なのかなと受け取っているようだ。自分の操作履歴が残されているという意識は抑止力として働いている」(青柳氏)。

資産情報確認によるセキュリティ環境の維持

「業務に不要なソフトウェアが入っていないか、セキュリティ上危険なソフトウェアがインストールされていないか、自席で最新の情報を確認できるのは助かる。ディスクの占有状況も把握できるので更新にも活用できる」(西端氏)。

持出禁止設定による外部媒体の利用頻度の減少

「全PCに持出し禁止設定をしている。営農指導に用いるデジカメのデータや広報誌のデータを印刷会社に渡す場合など外部媒体利用の必要が生じた際は、記録を残す意味でメールで解除申請してもらい解除設定、作業終了後再度禁止設定に戻している」(青柳氏)。

この運用でストレスはないのだろうか。「設定が即時に反映されるので運用上のストレスは感じない。サーバでのデータ管理に加え、持ち出し禁止を行なったことで、データを書込む頻度が減少しているのではないかと見ている」(青柳氏)。

稼動環境の変化も伴い、全台持ち出し禁止を行なうことがセキュリティ上危険な状況を生み出さない方向へと職員を動かしているようだ。

今後の取り組み

JAはるえ様内に設置されたコンプライアンス推進委員会のメンバーであるお二人に、今後の展望について尋ねた。

「使いやすく機能も十分なので、ログ情報の解析を含め更に有効な活用方法を工夫していきたい。コンプライアンスという面でも、操作ログやファイルアクセスログは決算にかかわる情報の利用履歴を追跡する際にも活用できる」(青柳氏)。「当初の課題はほぼクリア出来たが、更に操作ログやアクセスログを分析し、時間外利用、業務外利用、セキュリティ上危うい操作などをピックアップし、委員会に諮って職員に向けて牽制球を投げたい」(西端氏)。

当初の目的は達成したとの事だが、決して驕ることなくセキュリティとコンプライアンス向上に真摯に対策に取り組むお二人のパートナーとして、パソコン警備隊はその役割を果たしてくれるだろう。

お客様情報

春江農業協同組合
福井県坂井市春江町は人口増加が著しい町。町面積2,400haのうち1,300haは水田である。福井市にも近く、住みやすく働きやすい町であり、兼業農家が多く世帯収入も大きいのが特徴である。
〒919-0473
福井県坂井市春江町本堂22-15
http://www.ja-harue.or.jp/
設立:昭和49年4月1日
本店:1ヶ所  支店:4ヶ所
事業所:3ヶ所 各センター:5ヶ所
組合員数:2,068名
主な事業内容
●信用事業ーJAバンク(貯金業務、貸出業務、為替業務、国債窓販・両替業務)
●共済事業ーJA共済
●購買事業ー農業生産用資材の共同購入(肥料、農薬、農業機器、生活物資)
●販売事業ー組合員の生産物販売
●指導事業ー営農指導、生活指導
●高齢者福祉事業ー介護サービス提供(ホームヘルプサービス、デイサービス、福祉用具貸与サービス)
春江農業協同組合様

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